本なしでは生きられない?人生のプラスになる読書の威力

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てんぱまる
この記事の著者
業界20年目になる特養の施設長。

看取りとグリーフケアの経験を重ねる。
地域密着型サービス外部評価調査員・実務者研修講師・大学非常勤講師としても活動中。

マルチーズが大好き。

【保有資格】
社会福祉士・介護福祉士・保育士・幼稚園教諭二種免許状・公認心理師・第一種衛生管理者・主任介護支援専門員
てんぱまる
てんぱまる

みなさんどうもこんにちは。

元介護士で、現役ソーシャルワーカー×心理師の「てんぱまる@tenpa_mal」です。

さて、みなさんは「読書」についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

「勉強みたいで辛い」「インターネットの方が早いし非効率」「最後まで読めずに飽きちゃう」など、ネガティブなイメージを持っている人も多いはず。

ちなみに、私もこれまでは同じようなイメージを持っていました。

しかし、「読書の威力」を理解してからというもの、隙間時間があれば「読書」をするように変わりました。

この記事を通して、「読書がみなさんの人生にとってプラスになる理由」を分かりやすくお伝えしていきます。

目次

読書の心得と意義

「読書」は「食事」に似ています。 食べ物には「栄養」「食感」「味」などがあり、私たちはそれを口の中で咀嚼(そしゃく)し、舌で味わい、体内へ送り込みます。

本も食べ物と同様で、「味が濃いもの」「淡白なもの」「簡単で読みやすいもの」「難しすぎて頭に入らないもの」「すぐに役に立つもの」「あまり役に立たないもの」など、様々なものがあります。

そして私たちは、その本のもつ「栄養」「食感」「味」などを頭(脳)で吟味しながら血肉化するのです。

そのためにはまず先に、「読書の心得」として以下3つを押さえておく必要があります

  1. 栄養の高い良質な食材(本)の選び方 
  2. 手に入れた食材(本)を美味しく食べる調理方法 
  3. 食材(本)に含まれる栄養に関する知識と効率よく吸収させる工夫 

裏を返せば、これらを知らないと「読書」はただ辛く、非効率な行為になってしまいます。

つまり、これら3つの心得を軸に、いかに効率的に本のもつ有効成分を吸収し、なおかつ効果的に自己成長を促すかを考えていく必要があります。

人は食事を摂らなければ、生きてはいけません。

でも、人は本を読まなくても生きていけます。では、私たちが「本を読むこと」の意義とは何なのでしょうか?

私の考える「読書の意義」は大きく分けて下記の3つです

  1. 自分のパフォーマンスが向上する
  2. 人生のリスクを最小化できる
  3. 人生を心から楽しみ尽くせる

自分のパフォーマンスを向上する

例えば、良質な「ビジネス書」を読むことで、その道の専門家が長時間かけて培った知見やノウハウを得ることができます。

また、ネットの情報とは違い、厳しい編集やチェックなどを受けているため、情報媒体として信頼性が高く、学びには最適です。

そして、自ら学んだことが目に見える成果に繋がれば、自信へと繋がります。

つまり「本」は、自分自身のパフォーマンスを高めるための「エネルギー」を補ってくれるものだと言えます

人生のリスクを最小化できる

人生には「健康」「仕事」「お金」に関することなど、様々なリスクがあります。

もちろん、これらのリスクをすべて回避できるわけではありませんが、知識によって回避できるものもあります。

たとえば、「歴史書」や「哲学書」には、数々の失敗と挫折を味わった先人たちの知恵と経験が詰まっています。

また、私たちが人生で大きな痛手を負わないための術や、心が折れそうになった時に立ち上がるための力を与えてくれます。

つまり「本」は、あらゆる人生のリスクに立ち向かうための「免疫」を作ってくれるものと言えます

人生を心から楽しみ尽くせる

様々なジャンルの本を読むことにより得られた「知識」や、磨かれた「感性」は、一生の財産といって良いでしょう。

映画を観ても、音楽を聴いても、旅行に行っても、「読書」によって教養を蓄積した人は、より深い感動や楽しさを味わうことができます。

先人たちの知識を吸収し、豊富な語彙や概念をより多く獲得しているからこそ、人生をより豊かに彩ることができます。

つまり本は、人生を楽しみ尽くすための「栄養」を与えてくれるものだと言えます

医学の進歩により「人生100年時代」と言われるようになりました。

私たちは、100年を生ききる長距離ランナーとして「パフォーマンスの向上」「リスクの予防」「充実した人生にするための工夫とメンテナンス」を継続していく必要があります。

これらの土台を作り上げるものこそが「読書という食事」であり、自己肯定感に満ち溢れた自分を作り上げる行為へと繋がります。

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コスパ最強の自己投資

自己形成に関わるのは「読書」だけではありません。「インターネットを活用すること」「旅行をすること」「誰かと会話すること」なども、全て自分を作り上げる大切な行為と言えます。

しかし、これらの中でも本を「主食」として選ぶことを強く勧める最大の理由は、「圧倒的にコストパフォーマンスが優れている」からです。

本に書かれている情報は、自分以外の誰かが何年も時間とお金をかけ、苦労して得た知見の集大成です。

集大成の情報をそのまま取り込むことできると考えれば、自己投資としてこれほど最強のものはありません。

言うまでもなく、私たちの人生には「死」というタイムリミットがあります。

私たちは、「お金」と「時間」という限りある貴重な資産を時に「浪費」したり、「投資」しながら生きています。

  • 浪費時間やお金を無駄に使ってしまうこと
  • 投資何かのリターンを得るために時間やお金をつかうこと

「本」を買ったり読んだりすることは、人生の「投資活動」の一つと考えることができるでしょう。

もちろん、「投資」するからには、出資した以上の経済的・精神的リターンを得ることが大切になります。

「投資」の大原則と言えば「ローリスク・ローリターン」「ハイリスク・ハイリターン」ですね。

ところが、「読書」という「投資活動」においては、この大原則が当てはまりません。

要するに「読書」は殆どリスクを背負うことなく、安全・確実にリターンを得ること(ローリスク・ハイリターン)ができるのです。

たとえば「ビジネス書」に書かれていることと全く内容で、プロから「セミナーや講座」として直接指導を受けたとなれば、何万円・何十万円と「費用」が発生します。

一方「ビジネス書」の価格はどうでしょうか?

だいたい数千円前後で売られているため、外れ一冊当たりの経済的損失も最小限に抑えることができます。

さらに「時間」についても同様で、みなさんの貴重な時間をかけるにふさわしい情報が得られないと判断した際には、即刻「読書」を中断し、損切りすればいいだけです。

また、本ならメルカリなどで売却することもできます。

つまり「読書」によって生じる経済的、時間的リスクは少なく、自分で手綱を握ってコントロールできる範囲であると言えます。

では、「読書」によって得られるリターンはどうでしょうか?

「本の選び方」「読み方」「記憶定着の技法」などを工夫することで、どこまでも最大化させることができます。

たとえば、本の中に書かれている情報から新たな気付きを得ることで、「大きな年収アップに繋げた人」「全く別のキャリアから大成功を収めた人」など、大きなリターンを得た事例は数多く聞かれます。

また、「読書」という行動を通して「集中力」「思考力」「読解力」といったビジネスや日常生活において役立つ様々な能力が自動的に磨かれ、鍛えられていきます

悩みやストレスを解消する万能薬

「本」は自己形成に欠かせない栄養価の高い「食材」です。それと同時に、わたしたちの「心の傷」を癒してくれる「薬」であるとも言えます。例えば、みなさんは過去に下記のような経験はないでしょうか?

  • 人間関係がうまく構築できず、ストレスが溜まる
  • スマホを見るたびに誰かと比較してしまい、自信を失う
  • 役に立っているという実感が持てず、自分に価値を見い出せない

もしこのような悩みで苦しんでいる時には、ひとりで抱え込まず、「本」の薬効に頼るのも選択肢の一つです。

みなさんがどんな心の状態であろうと、必ずその状態に適した本があるものです。

「人間関係の悩みに効果的な解決策が書かれている本」「葛藤の中で必死に生き抜く人の本」「自分が欲しかった本をストレートにぶつけてくれる本」など、探せば沢山あるものです。

自分に合った本を選び、本の薬効成分をしっかりと得ていきましょう。

ただ、みなさんの中には「本に助けを求めるなんて恥ずかしい」、「本なんかで自分の傷が言えるはずがない」などと思っている人もいるはずです。

そこで、「本の癒し効果」について、もう少し述べておきます。

「人が抱える課題を本で援助する技法」として、「ビブリオセラピー(読書療法)」と呼ばれるものがあります

この技法は20世紀前半に誕生し、2013年にイギリスの公的医療機関であるNHS(National Health Service)が始めたことで注目を集めました。

実際に医師が「うつ病」などの患者に対し、「薬」ではなく患者に適した「本」を処方するものです。患者は薬局ではなく図書館に向かい、本を借りて読むことで自ら傷ついた心の手当てを行います。

テレビやインターネットは「受動的」に情報が目に飛び込んで来るものに対し、本」は自ら「能動的」に情報を読み取るものです

つまり、頭を使い「思考」しなければ、「読書」という行為は成立しないと言えます。「読書」の時間が増えれば増えるほど「思考」する時間が増え、結果として悩む暇すらなくなっていきます。

将来の方向を指し示す人生のコンパス

若者を中心に、将来の夢や目標が見つからずに苦しむ人が多い昨今です。

そんな時代だからこそ「読書」によって、活路が見い出せると考えています。

やりたいことが見つからない状態が長く続くと、つい自分自身を責めてしまったり、他人と比較して焦ってしまったりするものです。

そこで、旅に出たり、セミナーや研修に参加したり、インターネットに頼ったりと、あの手この手で方向性を見定めようとしますが、実際には解決しないことがよくあります。

では、なぜ「読書」なのでしょうか?それは「本を読むことによって、自分の価値観が明確になり、将来の方向性が見えてくるから」です。

「自分にとって幸せな人生とは?」、「人生で成し遂げたいことは?」、「自分にとって仕事とは?」といった「自分の内側にある価値観」というのは、なかなか見つかりにくいものです。

しかし、不思議なことに「読書」することによって「物事を相対的に認識すること」へと繋がり、徐々に「自分自身の内側」が見えてくるようになります。

人間は物事を比べたがる存在です。なぜ比べたがるのかというと、そうしなければ物事を正しく認識できないからです。

たとえば、身長で考えてみましょう。「170㎝の身長は高いですか?低いですか?」と聞かれた場合どうでしょう?

その人は「男性か?女性か?」「日本人か?アメリカ人か?」といった比較対象が明確ではないと、人間は物事を正しく認識・評価できないのです。

これはあくまで一般例ですが、人間は何かと比べることで物事を正しく認識しようとするわけです。

みなさんが自分以外の価値観を知りたいのであれば、自分以外の価値観にたくさん触れるのが一番手っ取り早い方法です

「人生観」「幸福感」「死生観」など、本を通して他人の内側にたくさんアクセスするのです。

そうすると、「この人の意見はすごく共感できる」「私の意見とは違うな」などと心が反応し、「私はやっぱり〇〇を一番大切にしたい人間なんだな」と自分の価値観に気付くようになります。

つまり、他人の価値観は自分の価値観を写し出す鏡のようなものであると言えるのです。

もちろんテレビやインターネット、誰かとの会話の中からでも、自分の価値観を知る事ができますが、より正確に、より詳細に知り得る行為として「読書」に勝るものはありません

自分の価値観さえ明確になれば、人生のコンパスは自然により良い方向へと定まって行くはずです。

最後に

いかがでしたか?人生のプラスになる「読書の威力」について、理解を深めていただけたでしょうか?

今後「読書」を始めて、もし辛くなったり、不安に思ったら途中で読むのを止めても大丈夫です。

なぜなら、一番大切なのは「あなた自身のペースと価値観」だからです。

無理に行わず、時に励ましながら、時に休憩しながら少しずつ読み進めれば良いのです。

1日1ページでも構いません。「読書」がみなさんの人生にとってプラスに働くことを願います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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