
みなさんどうもこんにちは。
元介護士で、現役ソーシャルワーカー×心理師の「てんぱまる@tenpa_mal」です。
毎日を「仕事が嫌い」「仕事がつらい」と言いながら過ごす人生が幸せかと言えば、そうではないでしょう。
「仕事に対して熱心に取り組むこと」と「経済的に成功し、人生を豊かにすること」は相関関係があると言われています。
しかし、「好きな仕事に対して熱心に取り組むことが、経済的な成功を手にする秘訣だ」という話をすると、必ず出てくるのが次のような質問です。
- 「好きな仕事が見つかりません。どうしたら見つけられますか?」
- 「仕事を好きになれません。どうすれば良いですか?」
そこで今回の記事では、「仕事が好きになる3つの秘訣」について、わたしの読書で得た知識と実践経験を踏まえて解説していきます。
「どうすれば楽しく仕事しながら生きていけるのか」 「今の職場・仕事をこのまま続けて良いのか」などと悩みを抱えている人にとって、とても役立つ内容となっています。
最後までご覧ください。
結論
まず結論からお伝えすると、「仕事が好きになる3つの秘訣」は下記の通りです。
- 「成功」よりも「充足感」を追い求める
- 「大きな情熱」よりも「小さなモチベーション」を追い求める
- 「1つだけ」ではなく「たくさん」の小さなモチベーションを追い求める
では、順番に解説していきます。
「成功」よりも「充足感」を追い求める
まず1つ目の秘訣は「『成功』よりも『充足感』を追い求める」ことです。
多くの人が好きではない仕事をやり続ける理由は、「好きではない仕事が成功と繋がっているから」です。
そして成功の定義は多くの場合において、「安定」であると考えられます。
「成功= 安定」が定義とされる理由は、下記の通りです。
- 今の仕事は別に好きではないけれど、自分にできる仕事はこれぐらいだから
- 他に興味のある仕事があるけれど、今の年収からは下がってしまうから
- 転職して一時的に上手くいったとしても、10年後・20年後は分からないから
今の仕事を続けることが、「成功= 人生の安定」に繋がると考えてしまいがちです。
「高い地位や収入が成功」といった人も、同じような思考と言えます。
今の仕事を続ける方が出世や年収アップの道筋が見えるため、現状の仕事に不満を感じていても、進んでいる道を外れることはしません。
未来の安定や出世のためには「現在の不満に目を瞑ること」が、多くの人が信じる「賢い大人の道」なのです。
しかしわたしは、これまで話した「賢い大人の道」のような「典型的なルートを進む姿勢」や「現在の不満に目を瞑ること」には否定的で、下記のような考えをおすすめします。
- 典型的な方法ではなく、独創的な方法で成功を追い求める考え
- 未来の成功を追い求めるのではなく、目の前の充足感を追い求める考え
独創的な方法をイメージしよう
例えるならば、ゲームのボスを倒すために「正規のルート」で攻略するのではなく、まったく「未知のルート」を選択することで、数倍簡単に早く攻略してしまうようなイメージです。
正攻法でやってきた人にとっては、驚愕の展開・方法ですね。
わたし自身も、やりたいことがあれば「失敗してもいいから、まずはやってみる」といったスタンスで、「公認心理師への挑戦」「ブログの開設」「非常勤の講師業」など、周囲から無理だと言われても、やりたいことには積極的に取り組んでいます。
多くの人は「我慢を積み重ねることで成功する」と信じています。
しかし今やりたいことを我慢し、未来の成功を求める考えに対して、疑問を持って欲しいのです。
- 今の仕事は天職だ
- 誇らしい気持ちになれる仕事だ
- 夢のような人生だ
上記のような「自分の人生を肯定する感情」は、「大きな富」「地位」「名誉」がなくても得られます。
なぜなら、熱心に取り組むだけで自然に得られるものだからです。
目の前の充足感をもっと大切にしよう
アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏も、「目の前の充足感をもっと大切にしよう」と述べています。
みなさんは「もし今日が人生最期の日でも、今からやろうとすることをやるのか」「もし寿命があと3年でも、明日同じように仕事に向かうのか」と考えたことはありますか?
みなさんも自分自身に問いかけてみましょう。
「違う」という答えが何日も続くようなら、生き方を見直すタイミングかもしれません。
将来の成功ではなく、「目の前の充足感を意識してみること」が大切です。
「大きな情熱」よりも「小さなモチベーション」を追い求める
仕事が好きになる2つ目の秘訣は、「『大きな情熱』よりも『小さなモチベーション』を追い求める」ことです。
1つ目の秘訣で、目の前の充足感について大切さを理解しても、「充足感を得る方法がわからない」といった方も少なくないでしょう。
そんな方にとって鍵を握るのが、「小さなモチベーション」です。
では「誰もが経験したことのある質問」を通して、お伝えしていきます。
- 子どもの時:「将来の夢はなんですか?」
- 入社面接時:「入社したら、どのようなことがしたいですか?」
上記のような質問をされた時に返答として好まれるのは、下記のような「大きな情熱」です。
- オリンピックで金メダルを取りたい
- 何十億と稼ぐ起業家になりたい
- ノーベル賞をとれる学者になりたい
- 海外進出してグローバルに活躍したい など
しかし現実に「大きな情熱」は不要で、成功のカギを握るのは、むしろ「小さなモチベーション」だと言われています。
「小さなモチベーション」を説明するための成功談としてあげられるのは、「人生がときめく片づけの魔法」の著者で有名な「近藤麻理恵(こんどうまりえ)さん」です。
彼女が2010年に出版した本は世界40カ国以上で翻訳され、シリーズ累計1,300万部を超える世界的大ベストセラーになりました。
「近藤麻理恵さん」を成功に導いたものは 「片付けで世界を変えたい」という「大きな情熱」ではなく、 「整理整頓がしたい」という「小さなモチベーション」でした。
「小さなモチベーション」は、人に説明できるように「一般的な言葉」にする必要はありません。
けれども、世間や組織は「信頼感を得やすいから」「人を管理するのが楽だから」といった理由で、「説得力のありそうな一般化した言葉」と「大きな情熱」を求めてきます。
説得力のありそうな「一般的な言葉」と「大きな情熱」の例が下記の内容です。
- 諦めない心
- 決意、熱意
- やり抜く力
- 社会貢献、ボランティア精神
- 協調性
- 革新、イノベーション
- やりがい
- チャレンジ精神
- 安定と保障
介護・福祉・心理職に通じる言葉が多くありますね・・・笑
上記のような「一般的な言葉」には、確かに説得力があるように思えます。
しかし、他者と分かり合える「一般的な言葉」や「大きな情熱」をモチベーションにするのではなく、自分自身の好みや興味がわかる具体的で個別性のある小さなモチベーションでなければ、充足感を得ることには繋がりません。
下記の内容は「具体的で個別性のある小さなモチベーション」の例です。
- 人の話を聴くのが好き
- 自分の気持ちを文章にするのが好き
- 人に伝えたり教えたりするのが好き
- びっくりさせて喜んでもらうのが好き
- 新しい場所や新しい出会いが好き
これらのように、自分自身のわずかな好みや素朴な欲求へ正直になり、自分が本当に充足感を得られるポイントを探すことで、みなさん自身を突き動かす原動力となります。
「1つだけ」ではなく「たくさん」の小さなモチベーションを追い求める
仕事を好きになる3つ目の秘訣は、「『1つだけ』ではなく『たくさん』の小さなモチベーションを追い求める」ことです。
「どんな仕事が好きなのか」「自分にとってのモチベーションは何か」という話をすると、多くの人が「好きなことは1つだけ」という呪いにかかります。
わたしも最初はそうでした・・・。
皆さんの中にも「唯一無二のモチベーションがあるはずだ」「1つのことを突き詰めることが素晴らしい」と、無意識に思い込んでる方がいるかもしれません。
しかしそれらは大きな間違いです。
1つだけではなく「小さなモチベーション」をたくさん持つことは、楽しく仕事ができること以外にも、下記のようなメリットがあります。
- 掛け算で強みを発揮できる
- 多動力でチャンスを掴みやすい
- 「1つだけ」の不安定から逃れることができる
では、1つずつ掘り下げてお伝えしていきます。
掛け算で強みが発揮できる
いくら自分が好きなことやモチベーションを感じることでも、世の中にはもっと好きな人や、もっとマニアックに突き詰めている人がいるものです。
「小さなモチベーション」が1つだけだと、より強いモチベーションの人を見たときに心が折れてしまいます。
しかし「小さなモチベーション」がたくさんあれば、それらを掛け算することができます。
わたしは「人と人を繋いだり、話をする・聴くことが好き」と「コツコツと毎日少しずつ行うことが好き」という「小さなモチベーション」を掛け合わせています。
さらには、介護・福祉・心理職以外にも「ブログで収入を得たい」「講師業で収入を得たい」という「小さなモチベーション」も持ち合わせています。
このように、「小さな掛け算」を積み重ねて今があります。
多動力でチャンスを掴みやすい
「多動力」とは、いくつものことを同時にこなす力のことです。
好きなことやモチベーションを感じることが多ければ、「いろいろなことに興味を持てる」「いろいろな場所でチャレンジができる」「いろいろな人と出会うことができる」といったメリットがあります。
結果として、チャンスに巡り合う可能性が高くなります。
「1つだけ」の不安定から逃れやすい
モチベーションの源を1つだけに定めていると、「仕事のフェーズが変わり、モチベーションが生かせなくなった」「時間が経ち、好みが変わった」など、状況が変化した際に対応できなくなります。
しかし、たくさんの「小さなモチベーション」に支えられた状況であれば、多少の変化は乗り越えていけるでしょう。
また、1つの好きなことに飽きてしまった時、違う別なもので楽しむことができます。
少しの充電期間・寄り道した経験を糧に、より楽しくより深い充足感が得られるようにもなるでしょう。
まとめ
- 「成功」よりも「充足感」を追い求める
- 「大きな情熱」よりも「小さなモチベーション」を追い求める
- 「1つだけ」ではなく「たくさん」の小さなモチベーションを追い求める
上記3つの秘訣を実行すれば、仕事が好きになることは間違いありません。
仕事を嫌いになる方が難しいでしょう。
今回の記事がみなさんの思考や行動を見直し、楽しい人生の第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント