
介護・福祉業界には、たくさんの資格があるわね……
どの資格からチェレンジすべきか、迷っちゃうわ。



業界21年目のぼくにお任せ!
今回は高齢分野で役立つの資格を経験年数別・ランキング形式で紹介するよ~
【高齢分野で役立つ経験年数別資格ランキング】
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無資格・未経験者 | 介護福祉士実務者研修 | 社会福祉主事任用資格 | 介護職員初任者研修 |
経験年数1年目以降 | 認知症介護実践者研修 | 喀痰吸引等研修 | ユニットリーダー研修 |
経験年数3年目以降 | 介護福祉士 | ||
経験年数5年目以降 | 社会福祉士 | 認知症介護実践リーダー研修 認知症介護指導者養成研修 | |
経験年数8年目以降 | 介護支援専門員 (ケアマネジャー) | 認定介護福祉士 | |
経験年数10年目以降 | 認定社会福祉士 | ||
経験年数13年目以降 | 主任介護支援専門員 (主任ケアマネジャー) |
介護・福祉業界は、慢性的な人手不足が続いているため、無資格・未経験からでも働き始めることができる業界です。
とはいえ、事前に資格を取得しておくことで、求人の選択肢が増えるだけでなく、職場での信頼感も高まります。
また資格には「実務経験〇年以上」が受験要件になっているものも多く、ある程度の計画性が求められる場面も……



「何となく働き続けていたら、気づけばチャンスを逃していた……」ということも、決して珍しくないよ。



だからこそ「いつ、どの資格が取得できるのか」を前もって把握しておくことが大切なのね!
この記事では、介護・福祉業界の中でも高齢分野で役立つ資格を経験年数別・ランキング形式で紹介していきます。
時間をムダにせず、確実にステップアップしていくためにも、経験年数に応じた資格の流れは早いうちに確認しておくと安心です。
自身のキャリアイメージと重ねながら、じっくっりとご覧ください。
無資格・未経験者におすすめの資格


【無資格・未経験者におすすめの資格ランキング】
第1位 介護福祉士実務者研修(実務者研修) 第2位 社会福祉主事任用資格 第3位 介護職員初任者研修(初任者研修)
無資格・未経験者におすすめの資格は上記のとおりです。
1位から順に詳しく解説していきます。
第1位 介護職員実務者研修 (実務者研修)
実務者研修は、介護現場で働くための専門的な知識・技術を学べる研修で、国家資格(介護福祉士)への登竜門となる資格です。
研修の受講に資格や経験は一切不要なので、未経験者でもいきなり挑戦できます。
【実務者研修を修了するメリット】
- 介護福祉士の受験資格が得られる
国家資格「介護福祉士」を受験するためには、実務経験3年に加えて、実務者研修の修了が必須です。 - サービス提供責任者になれる
訪問介護事業所の「サービス提供責任者」として勤務可能になります(初任者研修だけでは不可)。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講習を受講するだけで取得可能です。 - 医療的ケア(たん吸引・経管栄養)の基礎が学べる
基本的な医療行為への理解が深まり、看護職との連携がしやすくなります。 - 給与アップや昇進につながる可能性がある
資格手当や昇進など、待遇がよくなるケースも多くあります。 - 知識・技術の幅が広がる
基礎から応用まで、より専門的で実践的な介護スキルを身につけることができます。



まさに“介護現場の即戦力”として活躍できる資格よね~
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第2位 社会福祉主事任用資格
社会福祉主事任用資格は、福祉の現場で働くための基礎的な知識・技術を学べる資格で、公務員や社会福祉施設の職員としての採用条件にもなり得る資格です。
大学や短大で指定科目を履修することで取得できるため、実務経験や国家試験は不要になります。
【社会福祉主事任用資格を修了するメリット】
- 福祉職公務員として働くための任用資格になる
市役所・福祉事務所・児童相談所などで「福祉職」として勤務する際の条件を満たせます。 - 社会福祉施設での相談員・生活支援員として働ける
老人ホームや障害者施設などで、相談援助業務に携われる可能性が高まります。 - 国家試験なしで取得できる
大学・短大・専門学校などで指定科目を履修するだけで取得可能です。 - 福祉の基礎知識を体系的に学べる
相談援助や福祉制度、心理学、法制度などを幅広く学べます。 - 社会福祉士・精神保健福祉士など上位資格への土台になる
ステップアップに必要な知識や学習習慣が身につきます。



相談職への第一歩になる資格だよ!
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第3位 介護職員初任者研修 (初任者研修)
介護業界で働くなら真っ先に名前が挙がるのが、初任者研修の資格です。
以前はホームヘルパー2級とも呼ばれていた入門講座で、未経験者がゼロから介護の基本を学べます。
130時間ほどの講習で取得できるため、社会人でも仕事と両立して取得しやすいでしょう。
【初任者研修を修了するメリット】
- 介護職の基本資格として認知されている
介護業界で働くための「入り口」となる研修で、多くの施設や事業所で求められます。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講習を受講するだけで取得可能です。 - 実務者研修・介護福祉士へのステップになる
キャリアアップを目指す際の第一ステップとして位置づけられています。 - 家族介護にも役立つ
介護の基本を学べるため、在宅での家族介護にも活かすことができます。



“介護の入門資格”と言えるわね~
ワンポイントアドバイス
初任者研修と実務者研修のどちらを先に取るかで迷ったら、実務者研修がおすすめ!
実務者研修は初任者研修の内容をすべて含んでいて、なおかつ介護福祉士の受験資格にもつながるステップアップ型の資格です。
最初から実務者研修に挑戦すれば、遠回りせずに確実にキャリアを積んでいけます。
経験年数1年目以降におすすめの資格


【経験年数1年目以降におすすめの資格ランキング】
第1位 認知症介護実践者研修 第2位 喀痰吸引等研修 第3位 ユニットリーダー研修
介護現場にも少し慣れ、「もっと専門スキルを身につけたい」「次のステップに進みたい」と感じ始める1年目以降。
その頃にぜひ挑戦してほしい研修・資格を3つ選びました。
現場で役立つ実践力を磨き、将来のキャリアアップにも繋がるものばかりです。
第1位 認知症介護実践者研修
認知症ケアのスキルを高めたい介護職にとって、次に名前が挙がるのが、認知症介護実践者研修です。
厚生労働省が定める認知症介護研修の一つで、講義や演習を通して、認知症の理解からBPSD(行動・心理症状)への対応方法が学べます。
各都道府県が実施しており、現場で働きながらでも受講しやすい研修といえるでしょう。
【認知症介護実践者研修を修了するメリット】
- 認知症ケアの入り口として認知されている
認知症ケアの専門的知識・スキルを学ぶ入り口となる研修で、多くの施設や事業所で求められます。 - 管理者・計画作成担当者になれる
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の「管理者」「計画作成担当者」として勤務が可能になります。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講義を受講し、実習を行うだけで取得可能です。 - キャリアアップのきっかけになる
昇進・人事評価のプラスになることが多いです。 - 認知症介護実践リーダー研修・認知症介護指導者養成研修のステップになる
認知症ケアのキャリアアップを目指す際の第一ステップとして位置づけられています。



“認知症ケアのプロ”への第一歩になるよ!
第2位 喀痰吸引等研修
介護職がたんの吸引や経管栄養といった医療行為を行うには、喀痰吸引等研修の修了が必須です。
経験を積んで現場にも慣れてきたら、医療的ケアのスキルを身につけることで、活躍の場が広がります。
難易度は決して高いものではありませんが、筆記試験や実技試験が課されるため、単に受講すれば修了できる研修ではない点には注意しましょう。
しっかりと内容を理解し、実技にも真剣に取り組む姿勢が求められます。
【喀痰吸引等研修を修了するメリット】
- 特定の医療的ケアが実施できるようになる
喀痰吸引や経管栄養など、医療行為の一部を介護職員が実施できるようになります。 - 活躍の場が増える
特定行為が求められる現場(医療ニーズの高い場所)の業務に貢献でき、必要とされる人材になります。 - キャリアアップのきっかけになる
昇進・人事評価のプラスになることが多いです。



高齢分野に限らず、障害分野等でも活かせる資格よね~
第3位 ユニットリーダー研修
施設によっては、利用者を小グループに分けて家庭的なケアを行う「ユニットケア」を採用しています。
その中心となるユニットリーダーを養成するのが、このユニットリーダー研修です。
ユニットリーダー候補になっている方には、特におすすめの研修になります。
【ユニットリーダー研修を修了するメリット】
- リーダーとしての視点や役割が明確になる
介護現場のリーダーとして求められる指導力・調整力などのスキルを体系的に習得できます。 - ユニットケア・個別ケアについて深く学べる
ユニットケア・個別ケアの理念や運営方法について深く学ぶことができます。 - ユニットリーダーになれる
ユニット型特別養護老人ホームの「ユニットリーダー」として勤務が可能になります。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講義を受講し、実地研修を行うことで取得可能です。 - キャリアアップのきっかけになる
昇進・人事評価のプラスになることが多いです。



リーダーシップを磨いて、ステップアップしよう!
経験年数3年目以降におすすめの資格


【経験年数3年目以降におすすめの資格】
第1位 介護福祉士
3年以上の実務経験を積むと、介護のプロフェッショナルへの道が開けます。
中堅クラスのあなたにぜひ目指してほしいのが、国家資格である介護福祉士の取得です。
ここではランキング付けするまでもなく、この1つを強くおすすめします。
第1位 介護福祉士
介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格です。
「実務者研修修了+実務経験3年以上」の要件を満たせば受験でき、合格すると晴れて「介護のプロ」として国からお墨付きをもらえます。
資格手当はもちろん、介護福祉士を持っているだけで基本給が上がる法人も少なくありません!
【介護福祉士を取得するメリット】
- 介護職唯一の国家資格であり、信頼性が高い
介護業界での「プロ」として広く認知され、社会的信用が得られます。 - 介護現場の責任者や管理職への道が開ける
リーダー職・管理職になれる可能性が広がります。 - 転職や就職活動で有利になる
「介護福祉士優遇・必須」とされる求人が多数あるため、転職活動が有利になります。 - 職場での待遇改善につながることが多い
資格手当・昇給・昇進などに反映されやすいです。 - 上位資格(認定介護福祉士・ケアマネジャー)へのステップになる
介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験資格の1つであり、キャリアパスが広がります。 - 外国人介護職の在留資格や永住申請にも有利(外国人の場合)
在留資格の更新・変更や永住申請の条件において、優遇されることがあります。



取らない理由が見当たらないわねw
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経験年数5年目以降におすすめの資格


【経験年数5年目以降におすすめの資格ランキング】
第1位 社会福祉士 第2位 認知症介護実践リーダー研修 第2位(同率) 認知症介護指導者養成研修
ベテランの域に入ってきたあなたには、さらなる専門性とキャリアアップを目指せる資格・研修が待っています。
ここではキャリア転換も可能な国家資格から、より高度なリーダー研修まで、5年以上経験を積んだからこそ挑戦できるものを紹介します。
第1位 社会福祉士
介護職の枠を超えた医療・福祉・行政職として活躍したいなら、社会福祉士の取得も視野に入ります。
社会福祉士は高齢者のみならず、生活困窮者や障がい者など様々な人々の相談援助を行う専門職で、国家試験に合格し登録することで名乗れます(福祉系の大学卒や一定の実務経験+養成施設修了が必要)。
ソーシャルワーカーとしてのキャリアアップを目指すなら必須の資格です!
【社会福祉士を取得するメリット】
- 相談援助職の国家資格として信頼性が高い
医療・福祉・行政分野で広く認知される専門職資格です。 - 相談職・管理職への道が開ける
事業所・施設の相談職・管理職になれる可能性が広がります。 - 転職や就職活動で有利になる
「社会福祉士優遇・必須」とされる求人が多数あるため、転職活動が有利になります。 - 職場での待遇改善につながることが多い
資格手当・昇給・昇進などに反映されやすいです。 - 医療・障害・児童など多分野で活躍できる
地域包括支援センター・病院(MSW)・障害者施設・児童福祉施設など活躍の場が広がります。 - キャリアアップや独立開業の可能性が広がる
成年後見人・地域福祉コーディネーター・スクールソーシャルワーカーなど多様な働き方が可能です。
ワンポイントアドバイス
福祉系の大学(4年制)や短大・専門学校(2〜3年制)で指定科目を修了する必要があります。
また、相談援助の実務経験が2年以上あれば、一般養成施設(2年制)を修了することで受験資格が得られます。
受験資格を得るためのルートを確認してみましょう!



難関ではあるけれど、その分合格した時の誇らしさはひとしお!
マジでおすすめ資格だよ~
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第2位 認知症介護実践リーダー研修
認知症介護実践リーダー研修は、認知症実践者研修の上位研修です。
施設における認知症ケアのリーダー(主任・ユニットリーダー級)を育成する研修で、実践者研修修了後かつおおむね5年以上の実務者が対象となります。
介護の現場で経験を積みながら、着実にキャリアアップを目指したい方にとって、とてもおすすめの研修です。
【認知症介護実践リーダー研修を修了するメリット】
- 認知症ケアのスペシャリストとして認知されている
認知症ケアのスペシャリストになる研修で、多くの施設や事業所で求められます。 - 管理者・計画作成担当者になれる
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の「管理者」「計画作成担当者」として勤務が可能になります。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講義・演習・実習を行うだけで取得可能です。 - キャリアアップのきっかけになる
昇進・人事評価のプラスになることが多いです。 - 施設・事業所の加算算定のために必要な人員になれる
認知症専門ケア加算・認知症チームケア推進加算などを算定するために必要な人員になれます。



認知症ケアのスペシャリストを目指そう!
第2位(同率) 認知症介護指導者養成研修
認知症介護指導者養成研修は、認知症介護実践リーダー研修のさらに上位に位置づけられる研修です。
この研修は、都道府県や施設内外で認知症ケアの普及・指導にあたる「指導者」を育成することを目的としており、実践的かつ専門的な知識・技術に加えて、教育力や企画力なども求められます。
後進を育て、地域や組織全体のケアの質を高めたいと考えている方にとって、非常に価値のある研修です。
【認知症指導者養成研修を修了するメリット】
- 認知症ケアの後進育成者として認知されている
認知症ケアの後進育成者になる研修で、多くの施設や事業所で求められます。 - 管理者・計画作成担当者になれる
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の「管理者」「計画作成担当者」として勤務が可能になります。 - 国家試験なしで取得できる
必要な講義・演習・実習を行うだけで取得可能です。 - キャリアアップのきっかけになる
昇進・人事評価のプラスになることが多いです。 - 施設・事業所の加算算定のために必要な人員になれる
認知症専門ケア加算・認知症チームケア推進加算などを算定するために必要な人員になれます。 - 認知症ケア推進リーダーを担える
認知症ケア推進リーダーとして研修講師や他施設への指導役を任されます。



後進育成を視野にいれるならおすすめの資格だよ!
経験年数8年目以降におすすめの資格


ここでいう「実務経験8年目」というのは、無資格・未経験から介護の仕事を始めた場合を想定しています。
つまり、実務者研修を経て介護福祉士を取得し、介護福祉士として5年の実務経験を積んだあとにチャレンジできる資格という意味です。
【経験年数8年目以降におすすめの資格ランキング】
第1位 介護支援専門員(ケアマネジャー) 第2位 認定介護福祉士
介護職として確かな経験を積んできたあなたには、次のステージに進むための専門資格が用意されています。
どちらも実務経験8年以上(介護福祉士としての実務経験5年以上)だからこそ挑戦できる上位資格です。
第1位 介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、要介護者のケアプランを作成する仕事です。
介護福祉士などの有資格者が5年以上の実務を経て、試験に合格することで資格を取得できます。
現場のリーダー・エースだった介護職が次に目指すことが多い、人気の高い資格です。
【ケアマネジャーを取得するメリット】
- 介護保険制度の要となる専門職として働ける
利用者のケアプランを作成し、サービス調整や相談支援を行う中核的な役割を担えます。 - デスクワーク中心の業務にキャリアチェンジできる
身体介護の現場を離れ、デスクワーク中心の仕事に移ることが可能です。 - 転職や就職活動で有利になる
ケアマネジャー不足が深刻な地域も多く、常に需要があります。 - 職場での待遇改善につながることが多い
資格手当・昇給・昇進などに反映されやすいです。
※職場によっては、処遇改善加算や夜勤手当がつかなくなり、減給になってしまうこともあります。



体力的な不安を抱えているなら、ケアマネジャーになってキャリアチェンジすることも視野に入れてみよう!
\ 介護福祉士のおすすめ問題集・テキストはこちら! /


第2位 認定介護福祉士
認定介護福祉士は介護福祉士の上位に位置づけられる民間資格で、2015年から認定が始まりました。
5年以上の実務経験を積んだ介護福祉士が、600時間の研修を経て認定されます。
まだ取得者は少ないですが、「高度な介護実践力と指導力」を証明できる資格として注目です。
【認定介護福祉士を取得するメリット】
- 介護福祉士の上位資格として、専門性が証明される
高度な知識・技術・倫理観を備えた「介護のプロフェッショナル」として認められます。 - チームのリーダー・指導者としての役割を担える
後進スタッフの育成や現場での教育係としての立場が期待され、現場の質向上に貢献できます。 - 介護職場での信頼・評価が高まる
利用者・家族・同僚からの信頼が厚くなり、重要な役職に就く機会も増えます。 - 介護現場に留まりながらキャリアアップができる
介護現場から離れず、第一線で介護の質を高めたい方に最適な上位資格です。



“現場の匠”を目指す上位資格だよ!
経験年数10年目以降におすすめの資格


第1位 認定社会福祉士
社会福祉士として5年以上の実務経験を積んだあなたには、福祉専門職としてさらなる信頼と専門性を備えるステージが用意されています。
その上位資格が認定社会福祉士です。
ここでは他と比較するまでもなく、この資格ひとつを強くおすすめします。
第1位 認定社会福祉士
認定社会福祉士は、社会福祉士の上位に位置づけられる民間資格で、2011年から制度が始まりました。
5年以上の実務経験を積んだ社会福祉士が、所定の研修や事例研究を通じて認定されます。
まだ取得者は限られていますが、「専門的な相談援助能力と倫理的実践力」を証明できる資格として、近年注目が高まっています。
【認定社会福祉士を取得するメリット】
- 社会福祉士の上位資格として専門性を証明できる
分野ごと(高齢・障害・児童など)の高度な知識・実践力を持つソーシャルワーカーとして認定されます。 - 相談援助職としての信頼性・信用が高まる
対人支援の専門性や倫理的実践力を備えた人材として、利用者・家族・多職種から信頼されます。 - キャリアアップや役職登用の後押しになる
管理職・スーパーバイザー等を目指すうえで、実績として評価されることが増えています。 - 組織外での講師・ファシリテーター等の役割が増える
各種研修や地域福祉活動の場で、実践を共有する立場として活躍できます。



ソーシャルワークを極める“エキスパートの称号”と言っても過言ではないわね~
経験年数13年目以降におすすめの資格


ここでいう「実務経験13年目」というのは、無資格・未経験から介護の仕事を始めた場合を想定しています。
つまり、実務者研修を経て介護福祉士を取得し、その後ケアマネジャー資格を取得してから、ケアマネとして5年の実務経験を積んだあとにチャレンジできるのが主任ケアマネジャーということです。
第1位 主任介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護支援専門員(ケアマネジャー)として5年以上の実務経験を積んだあなたには、ケアマネとしてさらなる信頼と専門性を備えるステージが用意されています。
その次のステップとなる上位資格が、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)です。
ここでも他と比較するまでもなく、この資格ひとつを強くおすすめします。
第1位 主任介護支援専門員(ケアマネジャー)
主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)は、ケアマネジャーの上位に位置づけられる研修修了資格で、2006年から制度が運用されています。
ケアマネジャーとして5年以上の実務経験を積み、都道府県が実施する所定の研修を修了することが必要です。
「高いマネジメント力と後進育成力」を備えた人材として、地域包括ケアを支える重要な存在として注目されています。
【主任ケアマネジャーを取得するメリット】
- ケアマネジャーの上位資格として専門性を証明できる
後進ケアマネへの助言やスーパービジョンを行う立場になり、教育的役割を担えます。 - 地域包括支援センターの配置要件を満たせる
地域包括支援センターに配置される職員として、法律上も求められる資格です。 - 居宅介護支援事業所の管理者要件を満たせる
居宅介護支援事業所の管理者になるための要件になります(2027年3月までは猶予期間)。 - 事業所の加算算定のために必要な人員になれる
特定事業所加算の算定にあたり、主任ケアマネジャーの配置が条件となります。 - 転職や就職活動で有利になる
主任ケアマネジャーを求める求人は増加しているため、条件面でも優遇されることが多いです。 - 職場や地域での発言力・影響力が高まる
専門職としての知見と経験が評価され、リーダーシップを発揮しやすくなります。



ケアマネジャーになったら、目指さない理由はないね!
まとめ


【高齢分野で役立つ経験年数別資格ランキング】
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無資格・未経験者 | 介護福祉士実務者研修 | 社会福祉主事任用資格 | 介護職員初任者研修 |
経験年数1年目以降 | 認知症介護実践者研修 | 喀痰吸引等研修 | ユニットリーダー研修 |
経験年数3年目以降 | 介護福祉士 | ||
経験年数5年目以降 | 社会福祉士 | 認知症介護実践リーダー研修 認知症介護指導者養成研修 | |
経験年数8年目以降 | 介護支援専門員 (ケアマネジャー) | 認定介護福祉士 | |
経験年数10年目以降 | 認定社会福祉士 | ||
経験年数13年目以降 | 主任介護支援専門員 (主任ケアマネジャー) |
介護・福祉業界は、無資格・未経験からでも始めやすく、働きながらスキルを身につけてキャリアアップしやすい業種です。
この記事で紹介した資格はあなたの可能性を広げ、背中を押してくれる武器になってくれるはず!
一歩ずつステップアップして、自身のキャリアを築いていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。