まるこ基礎研修Ⅲのプログラムって、どんな感じなのかしら?
事前課題の詳細についても、知っておきたいわ!



基礎研修Ⅲは、成年後見人になるまでのサードステップだよ!
事前課題のボリュームは、基礎研修Ⅱより多いけど、内容的には基礎研修Ⅱが一番大変だった感じがするなぁ……
【基礎研修Ⅲのプログラム】
| 科目 | 課題・研修番号 | テーマ |
|---|---|---|
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 対人援助と事例研究 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 事例研究の基本枠組み |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | 事例研究の方法としてのケースカンファレンス |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修4 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 中間課題 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 事前課題 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 集合研修1 ※集合研修必須 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 修了レポート | 実践事例演習Ⅱ |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 集合研修5 ※集合研修必須 | 模擬事例検討会 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 修了レポート | 模擬事例検討会 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 事前課題 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 意思決定の支援 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 事前課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 中間課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 集合研修2 ※集合研修必須 | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| 権利擁護・法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 社会福祉の組織と組織マネジメントの意義、会議運営 |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 福祉サービスにおける質の評価とサービスマネジメント |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | リスクマネジメントと苦情解決システム |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 事前課題 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 集合研修4 ※集合研修必須 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 修了レポート | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | 修了レポート | 新人教育プログラム |


【note】社会福祉士基礎研修Ⅱ 事前課題レポート全文・構成例集 全8本
【結論】プログラム&事前課題(修了レポート含む)の内容


「基礎研修Ⅱ」のプログラム&事前課題(修了レポート含む)の内容は、下記の通りです。
【基礎研修Ⅲのプログラム】
| 科目 | 課題・研修番号 | テーマ |
|---|---|---|
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 対人援助と事例研究 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 事例研究の基本枠組み |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | 事例研究の方法としてのケースカンファレンス |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修4 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 中間課題 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 事前課題 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 集合研修1 ※集合研修必須 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 修了レポート | 実践事例演習Ⅱ |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 集合研修5 ※集合研修必須 | 模擬事例検討会 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 修了レポート | 模擬事例検討会 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 事前課題 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 意思決定の支援 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 事前課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 中間課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 集合研修2 ※集合研修必須 | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| 権利擁護・法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 社会福祉の組織と組織マネジメントの意義、会議運営 |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 福祉サービスにおける質の評価とサービスマネジメント |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | リスクマネジメントと苦情解決システム |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 事前課題 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 集合研修4 ※集合研修必須 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 修了レポート | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | 修了レポート | 新人教育プログラム |
- レポート…4本(500字~2,000字程度)
- レジュメ…10本
- ヒアリングシート…4本
- 企画シート…1本
- スーパーバイジーの自己チェックシート…1本
- 新人育成プログラム自己チェックシート…1本
こうやって見ると大変なように見えますが、余裕をもって取り組めば、難しい課題はありません!
【note】社会福祉士基礎研修Ⅱ 事前課題レポート全文・構成例集 全8本
自治体によっては集合研修のeラーニング化が進んでいますが、基礎研修Ⅲは最低4回の集合研修が必須のようです。
受講予定の方は、事前に日程をしっかり確認しておくことをおすすめします!



ぼくが受講した時の基礎研修Ⅱは、まだeラーニングに置き換えらえていなかったよ~
※IDとパスワードがあれば、ログインできますので、詳細は下記のリンクよりご確認ください。
「公益社団法人 日本社会福祉士会 eラーニング講座」はこちらから



1回でも受けられない日があると基礎研修Ⅲへ進めなくなってしまうのよね。
集合研修の日程はあらかじめしっかり確認して、予定を空けておきましょう♪
事前課題(修了レポート含む)の詳細


ここからは、みなさんが一番不安視しているであろう「事前課題(修了レポート含む)の詳細」について、1つずつお伝えしていきます。
どんな課題が出されるのか、受講前に知っておくと安心です。



基礎Ⅰ・基礎Ⅱと受講してきたけれど、やっぱりどんな内容かは気になるのよね。



どのくらいのボリュームなのか、心づもりしておこう!
中間課題 事例研究のための事例のまとめ方
ワークブックの事例「母親の入院を機に地域生活を目指す知的障がい男性の事例」を参考に、過去の実践を振り返り、「フェースシート」「支援の体制」「事例の経過記録」を作成してください。
〇レジュメは各7部準備してください。(グループメンバー用と講師用です。都道府県毎、参加人数によって異なります)
〇現在、利用者の支援に携わっていない方は、過去に支援した利用者を想定してください。これまで、支援に携わった経験がない方は、あなたの家族や周囲の人を想定してください。









上記の書式は、各都道府県のホームページからダウンロードできるはずよ!
事前課題 実践事例演習Ⅱ
基礎研修Ⅱ 集合研修4で実施した、ソーシャルワーク理論系科目「実践事例演習」を改めて振り返り、「ソーシャルワークの展開過程」をふまえた上で、自ら現在実践している事例のうち一つを、書式に沿ってA4用紙1~2枚程度にまとめてください。
報告書作成にあたっては、アセスメントから支援目標の設定、計画の実行、モニタリングなどについて個人の要素や組織内での連携に留意してまとめてください。作成した報告書は、実践事例演習Ⅱ報告会で、全員に発表してください。
現在、実務についていない方は、過去の実践を改めて振り返り、報告書を作成してください。
今まで一度も実践経験のない方は、以下の事例「ある家族への支援」を読んでください。
そして、地域包括支援センターHと、Kスクールソーシャルワーカーが協働して支援を開始することを想定してください。
この場合、2人のソーシャルワーカーが支援展開するにあたり、①ソーシャルワーカーの果たすべき機能にはどんなものがあるか。➁活用される実践理論やモデル及び活用されると思われる実践アプローチは何が良いか、何故そのアプローチを選択したのかの根拠を説明する報告書を、A4用紙1~2枚(1,200字以内)にまとめてください。
〇レジュメは7部準備してください。(グループメンバー用と講師用です。都道府県毎、参加人数によって異なります)
基礎Ⅲの事前課題の事例「ある家族への支援
※今までに一度も実践経験のない方が活用する事例です。
Aさん 80歳 女性 アルツハイマー型認知症 夫B(85)と長男C(38)その妻D(35)、小学校5年女Eの5人家族。経済的にはAさん夫婦の厚生年金、長男夫婦に共稼ぎで経済的には支障は無いという。庭付き二階建て持家、自家用車3台保持している。
Aさんの認知症は重度(認知症生活自立度 Ⅲbレベル)で物忘れ、物取られ妄想でトラブルが多発している状態である。歩行は自立、紙おむつ使用、2年前から要介護2の状態で、入浴とリハビリテーション目的でデイサービスを週2回利用している。
ある日、デイサービス利用時、背中や大腿部に赤青あざがあり、触ると痛いと反応する。「どうしたの_」と尋ねても「分からない」という返事で、隠蔽というよりは記憶がないようである。その後の利用でも、たびたび痛みを訴えるためデイサービス職員は、F介護支援専門員に相談し、本人と面談後、Fは身体的虐待の疑いで、地域包括支援センターへ通報した。
地域包括支援センターのHソーシャルワーカーは、市の担当者と協議し、通報があった当日夕方、市の担当係長と保健師、そしてH釈迦会福祉士とF介護支援専門員の4人でAさん宅を訪問した。最初、玄関チャイムを鳴らしても応答がなかったが、Fが裏にまわって声掛けすると、やっと夫が鍵を開けてくれた。
家の中は異臭がして、廊下や居室に物が散乱し、足の踏み場がなかった。Aさんは奥の居室のベッドで寝ており、挨拶をしても目を開ける程度の反応だった。
Aさんには保健師が身体・生活状況のアセスメントを行った。問いかけに返事はするが栄養状態が不良で、陰部は異臭と皮膚炎症を起こして、仙骨部には褥瘡の徴候もあった。
Bさんとの話では「妻がボケて、同じことを何度も言うし、尿と便失禁がしょっちゅうある。何回注意してもゼンゼンダメだから、つい手がでてしまった」と話す。「どこか預かってくれるところはないか。息子夫婦に負担はかれられないし。このままでは殺してしまうかも・・・・」涙ながらに話された。
その頃、小学5年生のEさんも、不登校が1ヶ月続き、担任から相談のあったKスクールソーシャルワーカー(以下、KSSW)は、その日の放課後、Eさんに会うために訪問し玄関のチャイムを鳴らしたが、誰かいるようだけど、中から応答はなかった。そこで母親Dへ電話してみると明日学校で面談したいと要望があった。
Eさんの母親は、KSSWに会うなり、義母の介護を義父に任せきりにしていること、このことで毎日夫とケンカしていること。夫の会社は不景気と人員不足のため、管理職だから残業も多く忙しいようだ。私も看護師で人員不足で夜勤も多く、子どもを放置している状態だった。学校に行ってないことも最近知ったばかりでした。どうしたら良いか、困っているところでしたと、一気に話された。
KSSWは、一度Eさんに会わせてほしいを伝え、Aの状態や介護の状況も詳しく聞き取った。
その結果、義父は頑固な性格で、元銀行員で人付き合いが苦手、家のことは母任せで、介護にも関心がない人だった。家の中が散らかっているので中に人を入れたくないとのことだった。
その後Eさんとの面談では、学校に行かないことについては、特に理由はないという。いじめにもあってないときっぱり話された。家の中は異臭がするので、友だちに教えてもらった図書館に毎日生行き、一人でそこで過ごしている。図書館の先生が優しくて、いろいろな本や学校の勉強も教えてくれる。
おじいちゃんはお婆ちゃんをいつも怒鳴っているし、お父さんとお母さんも夜中に口げんかしている。私のことで迷惑をかけたくないので学校に行っているふりをしていた。
以上の状況を踏まえ、KSSWは地域包括支援センターHソーシャルワーカーへ連絡そ入れ、その後の家族への支援が開始された。





「現在実務についている人」、「実務にいていない人」、「実践経験のない人」で、提出する課題が違うため、きちんと確認しよう!
修了レポート 実践事例演習Ⅱ
①実践事例演習で、他のメンバーから確認されたことを整理してください。
(1)個人の視点 (2)組織の視点 (3)地域の視点
➁新たに確認できた、自らの実践における課題を挙げてください。
(1)個人の視点 (2)組織の視点 (3)地域の視点
③自らの実践を改めて振り返り、ソーシャルワークの理論と実践を結びつけることの重要性について、学んだことを記載してください。





集合研修の報告会で得られたメンバーからの助言は、しっかりとメモしておきたいわね!
修了レポート 模擬事例検討会
中間課題で作成した「フェースシート」「支援の体制」「事例の経過記録」について、演習(報告会)での助言や「ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ実践事例演習Ⅱ科目修了レポート」を参考に修正を行い、「完成版」を作成してください。



助言等を参考にすれば、必ず良いものに仕上がるはず!
事前課題 意思決定の支援
事前課題資料を読み、「意思決定の支援の必要性」についてのあなたの考えを、ホームレスを例に挙げて、別紙の原稿用紙をお使いになるか、Word等で1,200字程度にまとめてください。
その際、「判断能力」「アセスメント」「エンパワメント」という言葉を必ず用いてください。
※原稿の欄外に文字数をご記入ください。
【事前学習資料】
基礎研修Ⅲ 権利擁護・法学系科目Ⅰ
意思決定の支援
1.法的根拠に基づいた権利擁護
現代立憲主義諸国において、「人権と社会正義の原理」「個人の尊厳と平等」「社会福祉の推進とサービス利用者の自己実現」は最高法規である憲法を頂点とする法体系により保障されている。わが国では、日本国憲法第13条、第14条、第25条及び社会保障法と総称される一連の法律などがこれに該当する。
第13条(個人の尊厳、幸福追求権)
第14条(法の下の平等)
第25条(生存権の保障)
2.ソーシャルワークの価値・倫理に基づいた権利擁護の実践
ソーシャルワークの価値とは、社会福祉の専門職がソーシャルワーク実践において追求すべき考え方。
社会福祉士の倫理綱領
① 専門職として目指すべき価値や目的を表したもの。
② 望ましい実践と向かうべき方向を指し示したもの。
③ 専門職のとるべき態度や姿勢を明確にしたもの。
④ 望ましい行動指針のもととなるべきもの。
⑤ 専門職団体が利用者と外部の諸団体にそのあり方を示すもの。
⑥ この倫理綱領に背いたメンバーに断固たる姿勢を組織としてとるための根拠となるもの。
社会福祉士の行動規範
倫理基準を具体的な実践レベルに表現したもの。
3.権利擁護を支える理念
自己決定
すべての人が自己実現と自己決定の権利を持っている。尊重され、必要に応じて、自己決定ができるよう支援が求められる。
エンパワメント
① 個人(仲間・集団・コミュニティ)が侵されている、あきらめさせられている、あるいは奪われている主体
性・目標・選択(肢)・権利・自律性・相互支援力・自治(力)を自覚し、明確にする。
② その心理的・組織的・社会的・経済的・法的・政治的阻害要因と対決して、問題を解決する力を高める。
③ さまざまな支援を活用する力を高めること。
その具体的な実践として、制度や資源の活用
成年後見制度や日常生活自立支援事業の活用による権利擁護
消費生活センター機能の活用による消費者被害の回復、予防 など
4.意思決定の支援の視点
支援の必要性
例えば「福祉サービスの利用」といった契約行為においては、
「情報収集 → 申請 → 交渉 → 選択」
というプロセスを経るが、この自己決定のプロセスにおいて、全ての人が諸手続等をスムーズに行えるわけではなく、なかには支援を要する人もある。社会福祉士はその人・環境等についてのアセスメントから支援の必要性を見出し、支援に繋げていく必要がある。
一連の流れにおいて、社会福祉士には次のような取り組みが求められる。
① わかりやすい情報を受けられる環境の整備
② 意思の表出が困難な利用者へのコミュニケーションの支援
③ アセスメントにおけるニーズの判定への利用者参加
④ サービス決定過程における利用者の同意と選択の尊重
⑤ 苦情を申し立てる権利の尊重と環境整備
⑥ 苦情に対する説明と具体的な対応
このような支援を必要としているのは、例えば認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者など、判断能力が不十分な人ばかりではない。判断能力が十分にある人であっても、環境や状況によってパワーレスになっている人、例えばホームレスや生活困窮者、被虐待者、戦争や災害による被災者、犯罪被害者やその家族、外国人、マイノリティ等も支援が必要な場合がある。
例)自然災害により家族や仕事を失い、失意から周りとの関わりを拒み、孤立した状況を自ら創り出している。必要な手続きが滞っている状況にある。
また、権利侵害を受けているにもかかわらず、本人が自覚していないケースもある。
例)息子から心理的、経済的虐待を受けている高齢者。息子が働かずに家に閉じこもっているのは自分に責任があると思い、自身の年金を搾取されているにも関わらず、仕方がないとあきらめてしまっている。



【事前学習資料】は、しっかり読んでから課題に取り掛かりましょう~
修了レポート 意思決定の支援
自分が対応する「意思決定の支援が必要な対象者」を想定し、➁「意思決定の支援の必要性」の判断根拠を示したうえで、③想定される支援プロセスを、別紙の原稿用紙をお使いになるか、Word等で2,000字程度にまとめてください。
※原稿の欄外に文字数をご記入ください。



これまでの課題よりも文字数が増えた(2,000字)から、全体の構成を意識してまとめよう!
事前課題 地域における福祉活動
所属組織が所在する自治体で策定している地域福祉計画等を読み、あなたが支援している利用者を想定しながら、
(ア)地域福祉計画のどの部分が、利用者の生活にどのように関係しているか
(イ)実際に支援する場合、利用者に対する支援にどのように活用できるか
(ウ)利用者に対する支援と地域福祉計画等を結び付けて考える場合に課題となりそうなことはなにか
について、各項目を定め、(1,200字~1,500文字)にまとめてください。
【課題作成時の留意点】
・この課題の提出がないと、「地域における福祉活動」の集合研修は受講できません。
・現在、利用者の支援に携わっていない方は、過去に支援した利用者を想定してください。これまで、支援
に携わった経験がない方は、あなたの家族や周囲の人を想定してください。
・自治体が地域福祉計画を策定していない場合には、高齢者・障害者・児童等の福祉計画を参考にしてくだ
さい。



先に「自分が支援している利用者の課題」を抽出して、そのあとに「地域福祉計画等」を読んだほうが、結び付けやすいかも!?
中間課題 地域における福祉活動
① あなたが現在、支援している利用者、あるいは過去に支援していた利用者を想定しながら、ヒアリングシ
ートを記入してください。
➁ ①で作成したヒアリングシートをもとに、企画シートを作成してください。その際、下段にある事後課題
の欄は空欄のままにしてください。
【課題作成時の留意点】
・提出にあたっては、ヒアリングシート、企画シート共に、2日目の演習の際、提出用のほかに6部各自で印
刷して持参してください。
・この課題の提出がないと、「地域の課題の解決に向けた具体策について」の集合研修は受講できません。
・これまで利用者の支援に携わった経験がない方、実際の利用者では想定が難しい方は、あなたの家族や周
囲の人を想定してください。
・ヒアリングシートの項目は、1日目の講義や演習を踏まえ、各自で増やしていただいて構いません。増やし
た項目については、シートを各自作成して最後のページに添えてください。
・企画シートを作成する際には、ヒアリングシート作成時に想定した利用者が生活する地域を想定してくだ
さい。地域の規模は問いません。













この課題が、基礎研修Ⅲの一番の山場かも!?



かなり大変そうだけど、やるしかないわ!
修了レポート 地域の課題の解決に向けた具体策について
① 中間課題で作成した『企画シート』に対して、2日目の演習で助言された「よりよくするための工夫」を参
考に、企画シートの修正を行い『完成版』を作成してください。
➁ 修正した『企画シート』をもとに、企画を具体化するための今後の方向性について500字程度でまとめて
ください。
③ 企画の具体化や、地域課題を解決するにあたり、あなたが所属する組織に求められている課題や今後の方
向性について1,200字~1,500字でまとめてください。
『企画シート』の事後課題の枠内に入りきらない場合は、別紙等に追記して提出していただいて構いません。
【課題作成時の留意点】
・企画の具体化を考える際には、できるか・できないかではなく、どうすれば具体化につなげられるかの視
点で考察してください。
・所属組織を持たない方は、社会福祉士として地域の中で何ができるか、求められていることは何かについ
て考察してください。
・この課題で、基礎研修Ⅲ「地域開発・政策科目」の学習が到達目標の70%に到達しているかについて判定
します。到達目標の70%に達していないと判断された場合には、課題を修正して再度提出することができ
ます。それでも基準に達しない場合には、不合格となり未修了となります。再受講については、研修開催都
道府県社会福祉士会の指示に従ってください。



手を抜いちゃうと、70%に到達していないと判断されちゃうかも……
集合研修で助言された内容は、しっかりとメモしておこうね~



少しでも良い「企画シート」になるよう、最善をつくそう!
事前課題 事例研究(苦情、リスク、サービス評価)
「事前課題シート①(様式1)」、「事前課題シート➁(様式2)」
「事前課題シート③(様式3)」、「事前課題シート④(様式4)」を作成してください。











自分の経験や所属組織の実情を整理して記載するだけだから、そんなに難しくないよ!
修了レポート 事例研究(苦情、リスク、サービス評価)
修了レポート①
演習で学んだ、苦情対応からサービス改善の一連の流れをふまえ、苦情が発生した後の対応について、対応の働きかけ先・役割分担(対応者)・対応時期・方法(手段)をレポートにまとめなさい。
修了レポート②
講義・演習を通して学んだことを参考にして、所属組織でサービス管理・サービス改善等を行う場合の課題について800~1,200字程度でまとめなさい。





これまで同様に講義・演習で感じたことをアウトプットする作業になるわ!
事前課題 スーパービジョンのモデルセッション
「様式1号 スーパーバイジーの自己チェックシート」を使用し、ご自身の状況について記入してください。記入方法をよく読み記入してください。ご自身を振り返る良い機会です。評価の理由等も記入してください。

























自己覚知につながる絶好の機会だから、しっかりやろう!
事前課題 新人教育プログラム
①あなたの日ごろの取り組みを振り返って、 別紙の「自己チェックシート」を記入してください。また、「組
織のなかにおいて」「援助者として」それぞれについて、課題だと思っているところを具体的に書いてくださ
い。最後に全体を記入してみて気づいたことを簡単に書いてください。
※研修当日グループの人数分を用意する。
➁職場の研修プログラムを、別紙「研修プログラム」に記入し、ほかの人に説明することを想定して整理して
ください。
※研修の対象はおおむね1~3年目の職員を想定してください。
※研修当日グループの人数分を持参する。
※職場を紹介するパンフレットのほか、研修プログラムや体系で参考となる資料があればグループ人数分(6
名を想定)持参してください。













ここまでくれば、あともう少し!
修了レポート 新人教育プログラム
「新人プログラム」における講義や演習を踏まえて、以下のレポートを記入してください。各テーマ300字以上記入すること。





これで基礎研修Ⅲも終わり!
大変おつかれさまでした♫
【まとめ】基礎研修Ⅲは、実践を「育成と資源開発」へ昇華するコンパスだ!


この記事では、社会福祉士基礎研修Ⅲにおけるプログラム&事前課題(修了レポート含む)の内容について解説しました。
実践を「育成と資源開発」へ昇華するコンパスだと言えます。
ここまで来たら、あとはいよいよ「成年後見人材育成研修」と「ぱあとなあ名簿登録研修」を受講するのみ!
【基礎研修Ⅲのプログラム】
| 科目 | 課題・研修番号 | テーマ |
|---|---|---|
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 対人援助と事例研究 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 事例研究の基本枠組み |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | 事例研究の方法としてのケースカンファレンス |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修4 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 中間課題 | 事例研究のための事例のまとめ方 |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 事前課題 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 集合研修1 ※集合研修必須 | 実践事例演習Ⅱ |
| ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ | 修了レポート | 実践事例演習Ⅱ |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 集合研修5 ※集合研修必須 | 模擬事例検討会 |
| 実践評価・実践研究系科目Ⅰ | 修了レポート | 模擬事例検討会 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 事前課題 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 意思決定の支援 |
| 権利擁護法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 意思決定の支援 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 事前課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 中間課題 | 地域における福祉活動の実際 地域における福祉活動 |
| 地域開発・政策系科目Ⅰ | 集合研修2 ※集合研修必須 | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| 権利擁護・法学系科目Ⅰ | 修了レポート | 地域における福祉活動の実際 地域の課題の解決に向けた具体策について |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | 社会福祉の組織と組織マネジメントの意義、会議運営 |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 福祉サービスにおける質の評価とサービスマネジメント |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修3 | リスクマネジメントと苦情解決システム |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 事前課題 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 集合研修4 ※集合研修必須 | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| サービス管理・経営系科目Ⅰ | 修了レポート | 事例研究(苦情、リスク、サービス評価) |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修1 | スーパービジョンのモデルセッション |
| 人材育成系科目Ⅰ | 事前課題 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | eラーニング or 集合研修2 | 新人教育プログラム |
| 人材育成系科目Ⅰ | 修了レポート | 新人教育プログラム |
- レポート…4本(500字~2,000字程度)
- レジュメ…10本
- ヒアリングシート…4本
- 企画シート…1本
- スーパーバイジーの自己チェックシート…1本
- 新人育成プログラム自己チェックシート…1本
事前課題は大変なように見えますが、構成案や書き方のコツを押さえれば着実に書き上げることができます。
各課題の具体的な構成例や例文については、ぼくの記事(note)も参考にしながら、ぜひ余裕を持って取り組んでみてください。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。














