
みなさんどうもこんにちは。
元介護士で、現役ソーシャルワーカー×心理師の「てんぱまる@tenpa_mal」です。
介護・福祉業界で仕事をしていると「転職しようかな?」と考えたことのある方が、ほとんどではないでしょうか。
しかし、いざ「転職したい」と考えても「一人で転職活動をするのは不安」「転職エージェントが多すぎて、どれを選べばいいか分からない」「おすすめの転職エージェントがあれば教えて欲しい」といった悩みを抱えている人は多いと思います。
自分のニーズにそぐわない転職エージェントに登録し、転職に失敗してしまうケースも珍しくありません。
今回の記事では、わたしの転職経験をふまえながら、「福祉・介護職のおすすめ転職エージェント」をニーズ別に4社紹介します。
この記事を参考にすることで、介護の転職エージェントについて理解が深まり、みなさんの転職活動が好転します。
最後までご覧ください。
転職活動に転職エージェントを利用するべき理由
まずはじめに「転職エージェントを利用するべき理由」についてお伝えします。
転職活動を一人で行うとなれば、「求人探し」「書類作成」「面接の日程調整」などやならければいけないことが多く、とても大変です。
そのためやらなければいけないことを軽減するためにも、転職活動をするのであれば、転職エージェントを利用しない手はありません。
転職エージェントは「求人紹介」「書類の添削」「面接対策の助言」「条件交渉」など、さまざまなことを代行してくれます。
特に在職中のまま転職活動するなら、転職エージェントがとても役に立ちます。
実際に転職しなくとも、転職エージェントを利用することで、介護・福祉分野における「自分自身の市場価値がわかる」というメリットにも繋がります。
転職エージェントを選ぶポイント
つぎに「転職エージェントを選ぶポイント」について解説します。
転職エージェントを選ぶポイントは、下記の4つです。
- 求人数が多いこと
- サービスの内容が自分のニーズと合致していること
- 希望の地域に対応してること
- キャリアアドバイザーとの相性が良いこと(最重要)
この4つのポイントで最も重要な点は、キャリアアドバイザーとの相性です。
転職がスムーズに進むか、それとも難航するかは「自分と相性のいいキャリアアドバイザーに出会えるかにある」と言っても過言ではありません。
実際にキャリアアドバイザーの中には利益を優先し、転職者の希望よりも内定しやすい求人を紹介してくる人もいます。
そのようなキャリアアドバイザーに引っかからないためにも、「複数の転職エージェントに登録しておくこと」を強くおすすめします。
複数の転職エージェントを利用することで、自分と相性の良いキャリアアドバイザーと出会える確率が高まります。
おすすめの転職エージェント
では本題である「おすすめの転職エージェント」について紹介します。
「求人数の多さ」「サービスの内容」「口コミ」「キャリアアドバイザーの質」など、さまざまな角度からニーズ別に選んだものが下記の4社です。
それでは、ひとつずつ詳しく紹介していきます。
マイナビ介護職
- 求人数:約45,000件以上
- 非公開求人:全体の約4割
- 対象地域:全国
- 雇用形態:正社員、契約社員、パート、アルバイト
- 掲載職種:ヘルパー、介護職、生活相談員、サービス提供責任者、管理職、管理職候補、ケアマネージャー
- 運営会社:株式会社マイナビ
「マイナビ介護職」は転職エージェントの最大手です。
「一人ひとりに寄り添える転職を」を理念に掲げ、人材関連ビジネスを40年以上やっている経験豊富なエージェントになります。
豊富な求人案件に加えて非公開求人がとても多く、雇用形態や職種も幅広いことは大手の強みです。
またキャリアアドバイザーの知識も豊富で、転職のプロから手厚い対応を受けることができます。
さらには離職率の高いブラック企業をふるいにかけているため、安心して利用できます。
つまり「マイナビ介護職」を利用することで、働きやすいホワイト企業に転職できる可能性がグッと上がるのです。
転職に安定性を求めたい方は、ぜひ登録することをおすすめします。
- 大手で非常に安心できる
- 非公開求人が多い
- 雇用形態や職種が幅広い
- キャリアアドバイザーの知識が豊富
- ホワイト企業へ転職できる可能性が高い
- 地方の案件は少ない
- 利用するための会員登録が必要
きらケア
- 求人数:45,000件以上
- 非公開求人:あり
- 対象地域:北海道・宮城県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・静岡県・大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・広島県・福岡県
- 雇用形態:正社員、契約社員、派遣、紹介予定派遣
- 掲載職種:ヘルパー・介護職・生活相談員・サービス提供責任者・管理職・管理職候補・ケアマネージャー
- 運営会社:レバレジーズメディカルケア株式会社
きらケアは設立して5年の新しい会社ですが、介護の他にも看護の転職サイトで医療・福祉においてサービスを提供しており、信頼できる企業と言えます。
非公開求人に加えて高月給かつ高時給の求人も多くあり、求人の質が高いエージェントです。
キャリアアドバイザーのサポートが手厚いことも特徴と言えるでしょう。
また「きらケア」には「きらケア派遣」があり、派遣・紹介予定派遣として働きたい人のニーズにも答えやすい状況で、福利厚生も充実しています。
さらには「CYURICA(キュリカ)」という給料日前に給料をもらうことができる提携サービスにも対応しています。
「きらケア」に登録することで、豊富な選択肢の中からみなさんの希望にマッチした求人を選ぶことができます。
- 非公開求人が多い
- 高月給、高時給の求人が多い
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
- 幅広い案件(雇用・派遣の両方)に対応している
- 福利厚生が充実している(きらケア派遣)
- 給料日前に給料をもらうことができる提携サービスにも対応
- 地方の案件は少ない
- 正社員の求人が少ない
- 経験や資格の有無により案件の差が大きい
かいご畑
- 求人数:9,500件以上
- 非公開求人:あり
- 対象地域:全国
- 雇用形態:正社員、契約社員、パート、アルバイト、派遣
- 掲載職種:ヘルパー・介護職・生活相談員・サービス提供責任者・管理者・ケアマネジャー
- 運営会社:株式会社ニッソーネット
「かいご畑」は未経験・無資格者でも働ける求人を多く持っています。
そのため介護未経験で、これから介護職として未経験・無資格からキャリア形成をスタートしたい方には、とてもおすすめのエージェントです。
未経験・無資格の方が多く登録していることもあり、キャリアアドバイザーはとても丁寧で、わかりやすくサポートしてくれます。
「キャリアアップ応援制度」により、介護職には必須の資格とも言える「介護職員初任者研修」資格を無料で取得することができます。
※自腹で取得するとなると、10万円近くかかってしまうので是非登録をおすすめします。
これから資格をとってステップアップしたい方には非常にうれしい制度です。
資格を取得したあとに、違うエージェントでさらに転職する選択肢もとれるでしょう。
またすぐに収入が欲しい方にはうれしい「給与週払い制度」といったサポート体制も整っています。
- キャリアアドバイザーの丁寧なサポート
- 未経験者のキャリア形成がしやすい
- 「キャリアアップ応援制度」で働きながら無料で資格が取得できる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- キャリアアドバイザーの質にバラつきがある
- 日程等の理由により、「キャリアアップ応援制度」を使いこなせない場合もある
- 全国展開しているが、一部対応していない地方がある
介護ワーカー
- 求人数:80,000件以上
- 非公開求人:あり
- 対象地域:全国
- 雇用形態:正社員、パート、アルバイト、派遣
- 掲載職種:ヘルパー、介護職、生活相談員、サービス提供責任者、管理者、ケアマネジャー
- 運営会社:株式会社トライトキャリア
「介護ワーカー」の求人数は80,000件以上で、非公開求人も合わせるとさらに多くの求人を持っています。
何といっても「介護ワーカー」の一番の強みは、地方でも求人を多くもっていることでしょう。
大手では大都市の求人を多く持っていても、地方だと求人の少ないエージェントがほとんどです。
その点「介護ワーカー」は地方でも十分な求人を持っているため、Uターン転職や地方での転職活動を考えている方にもおすすめできるエージェントです。
何より「介護ワーカー」は好条件・好待遇の求人が豊富です。
低給与で不満を持っている方は「介護ワーカー」に相談してみると年収アップできるかもしれません。
登録すると、それぞれの地域にいる「介護職専門アドバイザー」が転職をサポートしてくれます。
- 求人数が圧倒的に多い
- 地方にも多く求人がある
- 一度退職して復職する方に有利
- 好条件、好待遇の求人が豊富
- 「介護職専門アドバイザー」が転職をサポート
- 地域によって求人数に差がある
- 派遣の求人が少ない
- 連絡が多すぎる
転職エージェントの上手な利用方法
転職を成功させるには、「転職エージェントを上手に利用すること」が重要です。
転職エージェントを上手に利用する4つのポイントを解説します。
- 目的を明確にする
- 嘘をつかない
- 信頼関係がカギ
- 複数の転職エージェントに登録する
>>介護職を徹底解説!職種の業務範囲と資格取得のメリット4選
目的を明確にする
キャリアアドバイザーと面談する際は、目的を明確にしておきましょう。
「どんな求人があるのか知りたい」「方向性は決まっているが、希望の施設で内定がもらえるか知りたい」「給与を比較したい」など、ある程度を面談する前に決めておきます。
「何もわからないからひとまず・・・」「とりあえず話が聴きたい」といった状況では、キャリアアドバイザーも困ってしまいます。
嘘をつかない
キャリアアドバイザーには、嘘をつかずに伝えましょう。
キャリアアドバイザーは面接官ではないので、「これを言ったらダメな奴とか思われるかも・・・」「知られたくない経歴だから伏せよう」というようなことは、気にする必要はありません。
キャリアアドバイザーは転職者の情報を元に、ベストの転職先を探してくれます。
ありのままの自分を伝えることが、みなさんの良い転職へと繋がります。
信頼関係がカギ
キャリアドバイザーとの信頼関係は、転職活動の進み方に大きく作用します。
先程の「嘘をつかない」に重なるポイントですが、キャリアアドバイザーとの信頼関係を築いていくことが、良い転職に結びつきます。
キャリアアドバイザーから「さっきと言うことが違う」「なんか信用できない人だな」と思われて、何一つ良いことはありません。
複数の転職エージェントに登録する
「転職エージェントを選ぶポイント」でもお伝えしたように、わたしは「複数の転職エージェントに登録すること」を強くおすすめしています。
なぜなら複数の転職エージェントに登録することで、信頼できるキャリアアドバイザーと出会う確率が上がるからです。
キャリアアドバイザーとの相性次第では、「うまく希望が伝わらない」「早く転職したいのに、なかなか求人を紹介してもらえない」「自分に合った転職先を紹介してくれない」といった状況に陥ることがあります。
そんな状況が続くと気持ちばかりが焦ってしまい、とても不安になってしまいます。
このような状況を回避するためにも、これまで紹介した転職エージェントから2〜3社に登録しておくことをおすすめします。
まとめ
転職の理由は「キャリアアップしたい」「新しい環境でチャレンジしたい」といったポジティブな理由より、「人間関係の悪化」「給与面の不満」といったネガティブな理由の方が多いことは、言うまでもありません。
そのネガティブな感情で追い込まれてしまってからでは気持ちに余裕が生まれず、「転職」を選択する判断が遅れてしまうことも少なくありません。
在職中に転職エージェントを利用し、就職活動をすることにより、「逃げ道が確保され『いつでも辞めることができる』といった安心感が得られる」「自分の市場価値がわかる」といったメリットを受けることができます。
つまり実際に転職しなくても、転職活動することは可能なのです。
転職エージェントは、福祉・介護業界で働くみなさんの強い味方です。
転職エージェントを利用し、理想の職場・働き方をつかみ取りましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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